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2016.04.28

GS Canvas Art Tote by Robbie Simon

GS Canvas Art Tote by "Robbie Simon"

トートバッグをキャンバスに見立てて、国内外のアーティストの作品をフィーチャーするゲストアーティストプロジェクトが今季よりスタート。第1弾のゲスト アーティストは日常の洞察から抽象的な平面画作品を生み出すLA在住のRobbie Simonが登場。その独特な発想と色彩感覚から生み出される作品は、西海岸の様々なクリエイターから支持を集めている。今回はそんな新進気鋭のアーティストRobbie Simonにアート創作活動や、LAでの生活について話を聞いた。

─プロフィールを教えて下さい。

サウスカリフォルニアのハンティントンビーチで生まれ育ち、その後グラフィックデザインを学ぶ為にサンフランシスコに移住したよ。その頃は友人のバンドのグラフィックデザインを担当したり、Amoeba Music(西海岸で展開する老舗の巨大レコード専門店)で働いたりどちらかというと音楽を中心にして生活していた時期だったかな。そして4年前にLAに引っ越して来てからは広告やファッションなど出来る仕事は何でも受けていたけれど、2年前からはジェフ(Geoff McFetridge)のCHAMPION GRAPHICSで働きながら自分の創作活動をして今に至るって感じかな。

─今住んでいる場所について教えて下さい。絵が描かれたサーフボードを部屋に置いてますがサーフィンには良く出かけてますか?

今はLAのハイランドパークに住んでいるんだけど、この他に住んだ所はないから比較はできないな。ここは犬の散歩をしながら寄れる美味しいコーヒー屋さんが近くにあったりして気に入ってはいるんだけど、サーフィンをもっとやりたいから今後は海の近くにも住んでみたいと思っている。しかし最近は忙しくて海には行けてないな・・

─影響を受けたアーティストやデザイナーがいたら教えて下さい。

サンフランシスコで通っていたアートスクールは制作における基礎的な事しか教えてくれず、その後勤めていた会社でもプロダクトありきのデザイン部門なんかだったから、なかなか自分の創作活動のきっかけになるようなことはなかった。だけどそんな中でジェフの下で働き始めてからは彼の仕事に対する考え方や姿勢なんかを自然に学ぶことができた、そういった意味では彼の下で働かせてもらっていることは非常に貴重な経験だし、今後自分の創作だけで活動していくことになってもかけがえのない体験になると感じているよ。

─今メインとしているペインティングについて聞かせてください。

実は自分の中で「デザイン」が「アート」に昇華できたのは最近の話なんだ。何て言うかな・・その2つの作業は同じようで全く違う行為と考えていて、今までコラージュやドローイングの手法で小さなショーは行ったことがあるけれど、ペインティングを最終行程として考えるようになった最近になってようやくその事(「デザイン」が「アート」になり得る可能性)を感じたんだ。だからこのあいだ開催した個展は本当の意味で初個展と言えるだろうね。詳しい制作過程についてだけど、まず最初には紙にドローイングしたものを切り抜いてコラージュしていってスケッチ(下絵)を作り始めるんだ。全体的な構成やレイアウトはその切り抜いたピースを動かしていって調整し、一度構図が決まったらそれをPCに取り込んでデータ上でカラーリングを決定、最終的なイメージが完全に固まったら最終的にそれをキャンバスにペインティングして完成・・って流れかな。この手法は原始的だけど、コラージュしていく過程自体も楽しめるし、手を動かして試していくうちにより良い配置が発見できたりするから構図を決めるにはベストな形だと思っている。また作品のモチーフに関しては、日常の生活の中で目に映る様々な物体やそれに付属する形のもの(例えば「陰」)を全体的に平面で捉えて二次元のフォルムに落とし込んで作品にしていく流れが楽しいと感じてる。

─音楽機材がアトリエに沢山ありますが音楽があなたに与える影響はどのようなものでしょう?これまでレコードジャケットやミュージックビデオも手掛けられてますね?

ドラムやオルガンを独学で楽しんでるよ(笑)。過去にフライヤーやジャケットを手掛けたこともあり自分の創作のプラットフォームに音楽の要素があることは間違ないのだけれど、作品に直接的な影響を与えているかは具体的に説明できないかな・・でも音楽関係の友人や仕事が多いのは自分で気づかないような関係性が何かしらあるのだろうね。最近はCHAMPION GRAPHICSでの仕事や自分の創作が手一杯で音楽関係の仕事はそこまで多くないのだけど、音楽畑ど真ん中というよりは何となくいつも音楽と接しているようなスタンスが今は心地よく感じているかな。

─見る限りアトリエに置いてある物はローファイな物が多いように感じますが、そういった物が好きなのですか?

レコードにしても身の回りの物にしても古くて少し手が掛かるようなものや人間の手が感じられるものが好きなんだ。昔から完璧ではなくて少し不完全なものに惹かれるし、またそういったものが身の回りにゴチャゴチャと置いてある混沌とした感じが良かった時期があって、もちろんそれは創作活動にも関係してきたと思う。でも最近は白壁ですっきりした部屋に移ってもよいかと考え始めているところだよ。

─今後の活動を教えて下さい。

Kevin Morbyというミュージシャンの新作アルバムのPVやプロモーションに使われる作品を制作しているのと、モントリオールの新しいホテルの大きな壁画を作るプロジェクトを進行中。また新しくオープンしたBlind Galleryというところで個展を1月に開催したばかりだよ。今回参加したSTUSSY Livin’ GENERAL STOREのプロジェクトも反応が楽しみにしているよ。

http://www.robbiesimon.com/

GS Canvas Art Tote by Robbie Simon | ¥4,800+tax | MADE IN USA